院長のブログ

(72)島の心2

島の心

クリニックの診察室では中心的存在であったM里さんが休職されてからまだ一週間ですが、とても寂しい気がします。晴れた日には南国育ちの彼女のことを思い出します。元気になってくれることを望みます。

私 が今でもよく思い出すのが離島医療です。実際に診療したのは徳之島、加計呂麻島、沖永良部島の三島です。もう沖永良部島からは完全な沖縄(琉球)文化圏で す。私は父を連れて行きました。もらってきて東京昭島の実家に置いておいたガジュマルの木はもう枯れてしまいましたが。地域医療部の“ハブ捕り名人”前田さんは元気にしておられるでしょうか。

徳之島は計3回行かせていただきました。こうした所でお客さんとして行くのではなく、マンパワーとして診療し、往診や救急外来をやり、当直(これが一番大事)をすると離島・僻地医療が少しずつ分かってきます。また、村で地元の人と話すことも参考になります。見聞が広がりますね。

Dr.コ○―の離島医療のドラマがありましたが、実際は島の社会はもっと広く、もっと年齢的な上下関係は強いものです。ただ、あの青い空と海、白い砂浜はドラマの通りです。

T会はもともとは離島僻地医療の改善のため発足し、当時の救急医療に一石を投じたはずです。T会も関東や大阪に高度先進病院がありますが、こういう所にいても会の原点は分かりません。また、大学病院にいるだけではそれこそ視野狭窄の医療人になるでしょう。医療はそれ程、地域に密着したものだと思います。

 

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