院長のブログ

(51)うつやパニックの人こそ現代に必要な人材

よくうつやパニック障害の方は自分を恥じて、自分を責めて余計に症状が悪化し、心療内科や精神科でまた多剤大量投与という悪循環になっていることがあります。是非、自分を責めないで自信を持って頂きたいと思います。

ディスチミア、いわゆる新型うつの場合は社会規範や再教育が必要といわれていますが、大うつ病といわれる古典的うつ病は生真面目で努力家、仕事熱心で謙虚な人に多いのが事実です。またパニックの方は気を遣い人を思いやる良い点があります。今の日本人に欠けている美点を持っているとも言えます。世の中タフで強い人間が良いように思われていますが、こういう人だけでは世の中は成り立ちません。こういうタフと言われている人たちには弱者の視点からものを観ることは困難です。先程の美点を持ち合せている人も少なく思います。うつやパニックの人達は改善さえすれば、こういう、弱者の視点からものを観ることが出来ます。また、世間一般で強いといわれている人はこうした多くの人の犠牲の上に評価されているわけです。ですから、うつの人もパニックの方々も国民としての義務を果たしているなら、堂々と胸を張って、自分達はタフな人間を支えているんだと自信と自覚を持って頂きたいと思います。特に医療・福祉関係はこういう挫折知らずのタフネス人間は向かないと思います。

 

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