院長のブログ

(46)個人情報と仲間

私などは仕事のONとOFFではっきりと区別をつけたい方なので仕事中の私的な質 問はうんざりしますし、仕事外の会食時も家族の個人情報を詮索されるのは本当に迷惑です。
その点、医師会は良識派の大人が揃っています。医師会の支部会でも人の家庭や家族を詮索する人は一人もはいません。稀に口の軽い人間はいるかも知れませんが、少なくとも会話では個人的なことは質問せず、詮索せず、相手が自分から相談を持ちかけてきた場合のみ、皆で自らの経験をもとに助言するというスタンスです。対面した会話ではお互いに恕(じょ)の精神を持っているように思います。
恕(じょ)というのは「相手を配慮すること」です。医師だからとか学位を持っているから博識で恕の精神が持てるという事ではありません。それは皆、ある思いを持って医師を志し、実地臨床で色んな患者さんや家庭状況もみていて、それぞれに苦労しているから同じような相手を思いやることが出来るのだと思います。正に大人の関係です。
ですから、あの先生にお子さんがいたんだとか、お嬢さんがいたとか、つき合って10年後に初めて知る場合もあります。それでいいと思います。
個人情報管理の徹底した欧州の国などは、院長先生の娘が超有名な芸術家でMRの人も20年間知らなかったとか、米国でも院長の子が有名な国務大臣で本人が言うまで誰も知らなかったとか当たり前のことです。つき合っているのは院長先生だけなのですから。

 

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