院長のブログ

(39)栄養と精神疾患〜精神疾患は炎症疾患?

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うつ病のメカニズムにセロトニンやドーパミンなどという物質の不足が一因であると言われています。専門家というものはすぐに名前を付けたがるので、精神科医には「モノアミン仮説」と言われています。うつ病の治療薬でこのセロトニンに作用する薬は非常に多いのです。セロトニンが作られるのは多くは小腸ですが、この考慮は全くされずに抗うつ薬や安定薬、睡眠薬を山の様に盛られている場合も多いです。仮説をこねくり回すよりも何故、セロトニンが減ったのか?全身を考えるべきです。

統合的な医療が保険ではなされていないのが実情です。理論的には、前駆物質のトリプトファンの補給やセロトニンを増やすような食事、セロトニン活性(セロトニンの強さ)を強めるような習慣を取り入れるようにすれば良くなる人もいると思います。この途中経路で必要なビタミンB6を補給すれば抗うつ薬の効きめが良くなる報告もあります。

また、魚油に多いDHAやEPAの内服でうつ患者や自殺者が減ったという米軍の兵隊の報告もあります。腸の炎症が起きれば脳に作用してうつや統合失調症、学習障害が起こっているのでしょう。原因は単一でなく、食餌や栄養で治る人も居ると思われます。

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