院長のブログ

第277回 EWTOPIA 75 or older〜超高齢者の脂質異常症と言えども手を抜くな!

まだACCに発表されたばかりらしいですが、日本老年医学会の画期的臨床研究です。今まで、かの週刊誌、病院でも目の敵にされてきた超高齢者へのスタチン等の積極的介入療法ですが、超高齢者であっても生命予後を改善するデータが出ています。勿論、在り得ます。スタチンは抗炎症作用、抗血管攣縮作用、抗酸化作用がありますから色々と考えられます。今まで投与によって75歳以上の生命予後は不変であったという「たった一遍」の論文によって切り捨てられて来た老人の脂質治療も見直す時期に来ています。事実、老人ホームから病院などに入院などするとバッサリと切捨てられた処方になって老人ホームなどに戻ってきていました。

週刊誌を始め、立った一遍のペーパーに踊らされてきた医師もその扇雀さを身に沁みるべきです。勿論、治療を拒否している人には処方出来ませんし、副作用が出ているものは続ける必要はありません。また、医療経済を考えて、認可されたジェネリックにすべきですが、キチンと税金を払ってきた老人は飲む権利はあります。


 

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