院長のブログ

第276回 循環器研究会 急性大動脈解離について

今月の医師会の循環器研究会についてです。出席は僅か4名でしたが、最近の急性大動脈解離について、日本医大千葉北総病院集中治療室部長、准教授の浅井邦也先生の講演形式で研究会が行われました。大動脈解離というと心臓血管外科的疾患の色合いが強く、内科系には馴染みが薄い感もありましたが、DBVも加えると頻度も少なくないようです。知識・方針の整理とまとめに役立ちました。
大動脈解離はOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)も危険因子の一つである。
D-ダイマーは感度が高いが、特異性は低い→つまり、マイナスなら、ほぼ否定が出来る。
ULP型(潰瘍様噴出型)は、偽腔内への造影剤突出を示し、予後が悪い。再解離を来たし得る。

以上、ざっとまとめてみましたが、心臓血管外科の成績が惨憺たるもの、手術の合併症も非常に多いのが、この急性大動脈解離です。そういう例をいっぱい見て来ました。
心血管疾患はバイパスだけやってれば良いというものではありません。こういう急性疾患をどう扱うかです。今後はステントも用いてハイブリッド手術をやっていく時代だと思います。


 

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