院長のブログ

(25)エナジードリンクと突然死

最近、米国から来た流れにエナジードリンクがあります。本国米国ではエナジードリンク多飲による救急車搬送が多く、米国医師会と販売メーカーとの間で争いになっています。十分に気を付けたほうが良いと思います。エナジードリンクとはカフェインやビタミンなどを含み、「眠気覚まし」「活力増強」「体脂肪の燃焼」等を謳い文句にコンビニなどで売られています。この飲料の最大の問題は大量の合成カフェインが含まれていることです。大量のカフェインは頻脈(脈を速くし)を来たし動悸を起こします。更に不整脈を起こします。米国ではカフェインの多いエナジードリンクを飲んで死亡した十代の少年の遺族と販売業者の間で訴訟問題となっています。何でもかんでもアメリカナイズするのではなくて、アメリカの汚点、光と影の影の部分は真似するべきではありません。こうして見ると、カフェインも利尿薬であるとともに、心血管系への毒性物質である事には間違いないでしょう。余談ですが、昔、「百薬の長」などと言っていた酒も今では推奨する知識人は殆どいません。アルコールの代謝産物の「アセトアルデヒド」自体が発癌物質であるからです。不健康国の象徴「アメリカ」ですが、唯一、厳格・規則的な生活を送っている所があります。それはユタ州で、州民100%ではありませんが、多くはモルモン教徒で、宗規則で酒とタバコは禁じられています。この習慣だけはイスラムにも似ていて、この州では明らかにガンや糖尿病が少ないのです。これなどEBMを持ちだす前の歴然とした事実です。人間は節制しなくてはならないと言うことです。

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