院長のブログ

(223)テレビ医療番組の大きな欺瞞〜減塩は必要

先日、日本テレビで塩分と高血圧が無関係で、極論すれば塩分制限が要らないような暴論が放映されていました。こんな番組が流されると食事療法が守られないだけでなく、極論が極論を生み、服薬アドヒアランスがメチャクチャとなり、「なんで食餌療法をしないといけない?」とか「なんで薬を飲まないといけない?」という各病院に難癖付けるクレイマーが多く誕生します。それを助長する番組や週刊誌が多いです。彼等は視聴率を稼げば何やっても良いと思う人達ですし、週刊誌編集部も売れればいいという無責任なヤカラが多いと思います、まず、塩分に関係のない「食塩に反応しない高血圧の人」は約50%ですが、これも食餌療法が不要という訳ではありません。塩分は腎臓に負担をかけますし、まず最初に入った胃の粘膜を荒らし、ピロリ菌が生息しやすくなります。この点だけでも高塩分食は害です。次に、ストレス(これが多い)や脂質異常症と結びついて塩害を生ずることもあります。この点でもまず、塩分制限はすべきです。同番組では、一日塩分6g以下の食生活は健康を害するデータが出ていましたが、日本人で6g以下の人は一体何人いるんでしょうか。病院での入院生活や施設に入っている方を除けば、余程の偏食者を除けば、通常生活の成人では皆無に等しいと思います。あと、余計な塩やだしも食生活の大量消費を招き、経済の無駄ということです。もう大量消費時代は終わっています。


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