院長のブログ

(212)薬価制度抜本改革こそ必要

今月号の月刊保団連に小薮先生の「英国における高額薬剤の保険償還」という論文が載っています。英国だけにあらず、米国や日本の薬価システムを俯瞰した論文です。臨床医にとっては非常に重要な事実が書いてあります。日本の薬価決定の評価が「有用性、画期性、革新性」等によって決定されるとされているも、非常に曖昧で根幹はブラックボックスの中で決められています。例えば、免疫チェックポイント阻害薬「O」も、保団連が国際価格表化をした結果、英国の約5倍、米国の約2.5倍もの薬価が付けられていた。(!)製薬会社に価格決定権がある国より遥かに高い薬価を付けたいい加減さには驚きます。医療経済と自らのツールを訳の分らない官僚にお任せでは、使用する医師としては失格です。官僚のイエスマン医師となります。ここら辺を知って改革に努力しないと、これからの医師は大医はおろか人を治す中医にもなれないのは事実だと思います。


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