院長のブログ

(202)呼吸器勉強会

6月号の月間保団連心電図シリーズも無事上梓されました。S先生の協力のお陰です。
自分は相撲も野球も皇室ゴシップもあまり興味がないので、資料集めや執筆に集中できます。
恒例の呼吸器勉強会がありました。癌研奥村部長はお休みでしたが、佐々木信一准教授の明解、詳細なCT解析、解説は本当に勉強になります。真の臨床的知識とは正にこのことだと思います。

以下、骨子

  1. 全ての成人症例で胸膜プラークを見つける努力をしよう。何故かと言うと癌が出来た場合、無条件で補助申請が出来て、患者の経済負担を軽く出来るからである。
  2. NSIP:進行性のないものはKL-6,SP-Dでフォローを。腫瘍マーカーのフォローは必ずしも必要ない。腹部も含めてたまにCEAくらいで良い。
  3. 妊娠中は免疫が不安定である。妊娠結核の治療方針は既に一定であり、母体の生命予後を考え、それを最優先して母体の結核を治療する。
  4. 若年者の結核性胸膜炎:CT,気管支鏡でないと早期診断出来ない例もある。
  5. 若年者の粟粒結核:Tree in Bud,岡のUb:免疫のしっかりした人の結核罹患パターンである

次号に続く


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