院長のブログ

(195)メトホルミンの総まとめ

久々に一句、「鴻池、籠池佇む利権園(その)」なんて。幼稚園や小学校には驚くほどの予算(補助金)を出すのに病・医院には補助が出ないおかしな国、日本。中小病院がなくなって困っている地域もあるのに管轄は違うとは言え、無駄なものに税金を使う政治家、官僚組織が理解出来ません。

水曜日幾つか勉強会が重なりましたが、メトホルミンの総まとめのような会合に行って来ました。神戸大学大学院教授、小川渉先生の名講演でした。司会者の質問が長く多くて最後は閉口しましたが、本講演自体は解りやすく整然とし、無駄な話しがなく結構でした。S先生のためにまとめます。

  1. メトホルミンは俗に言われている「インスリン抵抗性改善」効果よりも、インスリン様ホルモン効果である。
  2. それが証拠に痩せている人のDMにも奏効する。
  3. ピオグリタゾンはインスリン抵抗性を改善する。従って、効果はBMIに依存する。
  4. メトホルミンは血中濃度よりも腸管に働き、多彩な調整作用をする。
  5. それはあたかも漢方薬の様である。

以上、続きは次号で。


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