院長のブログ

(160)名講演には「私」がない

久々に元弘前大学教授の奥村謙先生の心房細動の講演を聴きました。立て板に水の流れるごとしのスムーズに分かりやすく無駄のない名講演でした。奥村教授の言う超高齢者へのリクシアナ15mg投与も良いと思いました。
同教授は技術だけで教授になったのではないので、深い教養と胆識があります。

良い講演というのは「自分が自分が」という自己顕示欲がなく、聴衆第一主義です。また、余計な無駄話が無いというのも名講演の共通点です。第157回で記した、墨東病院の若手医師とは大違いです。教養や知識は誇るものでなく謙遜し、必要な時に使うことこそ重要です。高いIQや広い知識、手術の技術さえも、もし、おくゆかさが無ければただの傲慢で目障りともなります。テレビドクターや有名人と対談しているドクターをみても軽いなあと思うことがよくあります。

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