院長のブログ

(155)東京ベイで研修医を観る

老健施設の患者さんが緊急入院したため、医療センターに行って来ました。若い研修医の先生もいました。皆、一生懸命にやっています。指導医も彼らにつきっきりで教えています。これが教育病院の姿ですね。NHKのプロジェクト、仕事の流儀で関西の産婦人科救急の神のような医師を特集していました。やっていることはご立派ですが「研修医を突き放して、育てる」のには私は反対です。「弛まず離れずに」指導する東京ベイの方がいいと思います。もうそういう時代です。特に50歳以上の医者は「自分がそうやってこられたから」とよく言いますが誤りが多いです。こうした「浪花節的教育論」はもう20年前に終焉しています。自分がやられてきたことは必ずしも正しくはありません。もっと科学的に教えられないか検討するのは、少なくとも教職では当然でしょう。
NHKというのも多分に美化し、盛り過ぎ、やらせの番組を作ります。まるで型通りのドラマの様です。教育錯誤は偉そうにしている教授や病院院長も同様。学生や研修医を叱咤激励は大いに結構。でも怒鳴り散らすのは愚の骨頂、何というケツの穴の小ささか。己が無給でやっているならまだしも、自分らの給料は学生さんの授業料、若手医師の育成のための国の補助から出ていることを認知しないと愚の骨頂です。こうした事が分からない教授がまだ棲息しているんですね。国は老いて眼も悪く、後がない外科医にお金を出してるんじゃなくて若手の育成にお金(補助)を出しているんです。

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